診察案内


関節リウマチとは

朝手がこわばる…  手、足の関節が腫れている…  腫れて痛い関節が複数ある…

というような症状がある方、また上記のような症状に当てはまらなくても、他に気になる症状、家族がリウマチで自分も痛い関節があるから心配という方、遠慮なく受診されて下さい。
関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、本来外部から侵入してきた細菌やウイルスを排除する免疫細胞が自分の関節を攻撃し炎症を起こす病気です。
関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、本来外部から侵入してきた細菌やウイルスを排除する免疫細胞が自分の関節を攻撃し炎症を起こす病気です。

関節リウマチは早期発見、
早期治療が重要

関節リウマチは進行性の病気で、関節が破壊され、日常生活や仕事に支障が出てくるようになります。
またいったん関節が破壊されると自然に元に戻ることはありません。しかし早期に治療を開始することで関節破壊が抑制され、障害が起こることの予防をすることができます。そのため早期発見が重要になります。
診断には身体所見、X線、超音波検査などの画像検索、血液検査等で総合的に判断いたします。

関節リウマチの治療目標

痛みを抑えると同時に関節破壊の進行の抑制、そして日常生活を支障なく過ごせる機能を保つことになります。

関節リウマチの治療の流れ

メトトレキサートという薬がまず第1選択となります。
免疫を抑える薬で、副作用として肝機能障害、腎機能障害、口内炎、脱毛があり、頻度は低いですが間質性肺炎、骨髄抑制があります。
免疫を抑制するため結核や肝炎ウイルスの感染の既往がないか胸部X線写真や再度の血液検査等の検索があります。
効果が不十分な場合はメトトレキサートの増量やその他の内服薬の追加を検討します。
メトトレキサートでの治療が不十分な場合は生物学的製剤、J A K阻害薬といった薬の選択を考えます。生物学的製剤、J A K阻害薬はどちらも高額な治療となるため公費制度を利用した経済的負担の軽減などができないかはご相談ください。

関節リウマチは女性に多い

関節リウマチは女性に多い病気ですが、メトトレキサートは妊娠中の方には使用できません。
また挙児希望の方は妊娠前に一定期間休薬しなくてはいけません。それ以外の薬剤も使用できない薬がありますので、妊娠中の方、もしくは挙児希望の方は必ずお申し出ください。

関節破壊の進行により、日常生活に支障が出るようになってしまった場合、手術によって改善が見込める時は対応できる医療機関にご紹介いたします。